【虫の写真があります。苦手な方はご注意ください】
いつもお庭のお手入れをご依頼いただいている
香取市内のお客様より、
ハチの巣駆除のご依頼をいただきました。
軒下にボール状の立派なハチの巣が見えます。
波型の模様と、出入り口と思しき穴が見えますね。
スズメバチの巣のようです。
防護服を着用し、
スズメバチ対応の強力な殺虫剤をもって、
巣の駆除にあたりました。
防護服をフル装備するとこんな感じです。
(今回の写真ではありません)
駆除後の巣の様子です。
(ハチの活動は停止しています)
働きバチだけでなく、
内部にはたくさんの幼虫やさなぎがいました。
巣の形状やハチの特徴から、
「コガタスズメバチ」だと思われます。
コガタスズメバチはスズメバチの中でも、
人間の生活圏内で多く見られ、
比較的、攻撃性は低いとのこと。
とはいっても、相手はスズメバチ。
秋のハチは、春夏以上に攻撃性が高くなります。
中身の詰まった巣の内部を見ると、
ハチも生きることに一生懸命なのかもしれません。
コガタスズメバチの巣は、
女王バチが1匹で作り始め、
その年の終わりには、
その巣からたった1匹だけ、
新たな女王バチが生まれます。
その後、かつての女王バチと、
すべての働きバチは役目と命を終え、
その巣がふたたび使われることはないそうです。
春に女王バチが営巣(巣作り)を始めたころは、
巣は球体ではなく、
とっくりを逆さにしたような形をしています。
このころはまだ働きバチがいないので、
早いうちに巣を取ってしまえたらいいのですが、
とっくりの首の部分が取れ球体になるころには、
働きバチが羽化し、活発になってきます。
ハチの活動は11月ごろまで続きますが、
働きバチの群がる巣の駆除はたいへん危険です!
スズメバチに限らず、
ハチの巣の駆除を承っておりますので、
お困りのお客様はぜひご相談ください。
巣の内部をアップにしてみました。
卵のようなものも見えますね。
人家でなく、人気のない山などで、
静かに営巣してくれたらと思いますが……
各地でクマやイノシシ、サルなど、
野生動物との遭遇が絶えないというニュースを見ていると、
人間が彼らのテリトリーを切り開いてしまったために、
「互いが望まない接触」が増えているのかもしれません。