夢庭心ブログ

「リコリス=彼岸花」……ではない??

カテゴリー: スタッフのつぶやき

咲き始めた彼岸花です

 

お彼岸が近くなってまいりました。

毎年この時期にきっちりと咲いてくれる彼岸花。

季節らしさが薄れている昨今でも、この花は変わりませんね。

 

 

この彼岸花、アルカロイド系の毒があるのですが、なんと食べることもできるそう。

飢饉などの食糧難のときには、水にさらして毒を抜き、食されていたんだとか。

とはいえ、毒が抜け切れていないと死に至ることもあるので、現代ではできるかぎり口にしない方がよさそうです。

 

ところで、この彼岸花、リコリスとも呼ばれます。

皆さんは、「リコリス菓子」や「リコリス飴」って聞いたことありますか?

外国の小説などにもたまに出てくるのですが、特にヨーロッパで食べられているというリコリス菓子っていうのはどういうものなんだろうと思い調べたところ、この彼岸花の「リコリス(Lycoris)」とは別、マメ科のスペインカンゾウを同じ名前の「リコリス(liquorice)」と呼ぶんだそうです。

カンゾウとはいわゆる漢方の「甘草」。古くから世界で薬草として使われてきました。

 

カンゾウのリコリスを使ったお菓子に、北欧の真っ黒なお菓子(飴?グミ?)、「サルミアッキ」があります。お土産にもらったことのある方もいるのでは?食べなれないとちょっと衝撃的な味がしますよね……。よく、「タイヤのゴムのよう」などと言われます。北欧では国民的なお菓子です。

 

サルミアッキはこんな感じのお菓子です。ひも状のものもあります。

 

彼岸花のほうのリコリスは、やっぱりめったに食べてはいけないようです。

食べてみないように気をつけてくださいね!

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